かずのすけの歴史考察

歴史で感じた疑問を勝手に考察した記録です。

アイヌと和人

今回はアイヌ民族についてです。

北海道にいる先住民族とされる彼らの歴史について書いていきます。

和人とは日本人の事だと思って下さい。

 

 

アイヌ民族とは

アイヌとはアイヌ語で人間という意味です。

学術上、アイヌロイドという分別となり、我々モンゴロイドとは遺伝子的にも遠い人種です。どちらかというと琉球民族に近いようです。体毛が濃いらしくそのせいで平安期には毛人、明治期には土人などと蔑視されていました。

 

蝦夷とは

地名を指す言葉ですが、もともと蝦(エビ)のような長いヒゲを持ち、弓を使う人(弓+人)であったため土地や勢力を含めて蝦夷という字をあて エミシ・エゾ と呼ばれていました。

征夷大将軍とは元々、蝦夷を討つための将軍で、外敵を排除する役割を持つ官職です。

明治維新では攘夷という言葉が使われましたが、外敵を排除するという意味です。

人種差別から生まれた言葉です。

 

アイヌの信仰

元々文字を持たず、口伝で神話を伝えていました。

自然の中で生かされているという認識で、自然を大切に考えます。狩猟民族ですが、特に熊に対して特別な考え方をもち神が姿を変えたものとして、大切に供養します。

アイヌ神話アイヌ神謡集ではフクロウが度々出ます。フクロウは西洋などではよく登場する動物です。

 

アイヌ神話と日本神話

天地創造から人が出来るまでの話があり、日本の古事記と似ています。

海から神が陸地を造り、そこから様々な神が生まれるなどそっくりです。

古事記天皇家の創作ですので、ひょっとしたらアイヌ神話をパクって脚色をつけただけかもしれません。アイヌ神話や仏教や道教などの話を 寄せ集めて作られたのが古事記だと思うとがっかりします。(要所で引用したような箇所が多い)

 

アイヌ民族の勢力圏(居住地)

今では北海道ですが、平安期には東北まで勢力圏だったことが歴史にあります。

それ以前、元々どこまで分布していたのかは、わかりません。

一説では日本全土だったという話もあります。

日本の歴史は古事記という天皇を神様にする偽書から始まっていますので、大化の改新より前のことはわからないのです。

ただ、熊野神社は スサノオを見たアイヌ人が熊に喩えたことが由縁のようですので、近畿地方までは元々いた可能性があります。

 

蘇我氏アイヌ民族

蘇我氏アイヌ民族ではありませんが、後の歴史で蘇我毛人や蘇我蝦夷など、蔑視した民族の名前を当てはめられます。今では本当の名前はわかりません。日本の天皇や貴族が陰湿なのがよくわかると思います。

その価値観(天皇貴族)が中心の世の中でアイヌ民族が同等に扱われる訳も無く、人種差別は続いていきます。

 

アイヌと和人の戦い

西暦700年台後半、陸奥国で朝廷軍と激しく戦います。

朝廷は長年負け続けますが、坂上田村麻呂の登場で形勢は逆転し、アイヌ軍のアテルイは部下を連れて投降します。

その後、田村麻呂が殺さないよう嘆願するも処刑されます。

1669年にシャクシャインの戦いもありますが、同じく投降するも処刑されました。

捕らえたならわからなくもないですが、投降してきた者を処刑するのって抵抗があります。ましてシャクシャインの時は、アイヌ同士の争いに松前藩が勝手に割り込んだ経緯ですし。 

 

北方領土問題

現在ロシアともめている北方領土ですが、アイヌの人達にとっては暗い歴史を持つ日本人よりロシア領の方が幸せな気がします。

宗教も日本から来た日蓮宗よりロシアから来たキリスト教に改宗した人も多いみたいですし、今の日本はメディアに支配された資本主義ですから、民族の尊厳より、蟹がとれる(金になる)かどうかでしか見てないです。

まぁ北方領土が日本領だとアメリカ領と同じですから、ウラジオストクの軍港が無防備になります。日本領だと色々火種を抱えるだけだと思いますね。もちろん終戦のごたごたに乗じたロシアのやり方は汚いと思います。

 

 

私の考え

そういった経緯なので、できれば北方領土アイヌ民族で独立してほしいですね。アイヌ共和国って感じで。アイヌ自治区でもいいと思います。

そこからどこの国と友好を結ぶか決めたらいいと思います。日本に属しても差別された歴史が重くのしかかります。

アイヌ民族の数も年々減少してますし、正確な人数も把握できませんが、独自の文化を持つ先住民は 差別をなくすとかの綺麗事より住むべき土地を返還することが真の解放だと思います。

これは黒人に対しても同様です。本当に差別無く解放したい気持ちがあるなら、その土地は返すべきです。

返すことによって得る土地を失う苦しみは、先住民が味わってきたものです。

私達には関係ない。当時の先住民もそうだったはずです。

それができて差別がない、民族を守る事ができると思います。

アイヌというだけで偏見で見られ、アイヌ語アイヌ文化はどんどん失われていく。

保全や追悼という形で差し出す手は、哀れみや上から目線の手であり、同じ目線で尊重したものではない気がしますね。

なんども言いますが、本当に尊重し改めるのであれば、土地と主権は返すべきです。

同じことはイスラエルにも言えるんですけどね。

北米・南米・アフリカ・イスラエルなど、この手の人種差別を含んだ領土問題ってのは増える一方です。それの日本版がアイヌ民族だと思います。

少し綺麗事に聞こえると思いますが、今まで出来なかったことを出来るようになるのが歴史であり、人類の成長だと思います。同じ事を繰り返し蓄積するだけが人間の所業であるなら、人間にとっても人間は必要じゃなくなる日がくると思いますね。